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便利な資料室談話集

便利な資料室

スリープロ株式会社代表取締役社長・高野 研さんとの対談集

第9回「経営資源について-ひと(2)-下山さん」

佐久間:

今回は、人的資源の2回目ということで下山さんについて聞かせてください。(下山さんは)外資系企業を何社か経験してからベンチャー企業を経由して、スリープロに平成13年に入社されました。売上高11億円になろうという時期ですね。

高野:

そうですね、ちょうど会社が成長の踊場に来た時でした。前年までに膨大な赤字を出して会社はもう赤字は許されない、そして次の成長に向けてどうしようか、 という正しく正念場の時でした。少しだけ話しは脱線するんですが僕は幸せだなあと思ったのもこの時でした。正念場で会社に金がない、しかも資金繰りは毎日 自転車操業(もしくは一輪車)という状態でありつつも、何となくどんよりする社内のムードを変えたいと僕のブレーンに相談したんですね。
そしたら良い人材会社があるからと紹介され、そして人材会社の社長に出会い、そして紹介をしていただくという経緯でした。しかもその間わずか1週間と ちょっと。すごい短い時間だったと覚えています。周囲もそうだったでしょうが僕自身もどうしてあんなに早く決めたのか覚えていません。が、そうやって周囲 のブレーンが助けてくれ、応援してくれ、そして出会うことが出来ました。

佐久間:

その人材会社というのは、ベンチャーエントリー株式会社で、このメールニュースでも辻口社長の講演録を連載させていただきました。と、私も脱線しましたが、その下山さんですが。

高野:

一言で言えば、僕がゼロから1を産み出す役割だとすれば彼は1を10にする役割。単純にそういう考え、役割分担をしています。もちろんそんなのだから、考 えが真っ向からお互いに対立することもしばしばありました(笑)。しかしよく言う、経営者の器以上に会社は大きくならないという言葉通り、当時のスリープ ロにはそういうムードがありました。
そこを確実に一歩、また一歩と上に押しあげたのが彼じゃないかなと思います。だから言い方は悪いですが、何か大きな成果があるわけじゃない、外から見た華々しい成果が上がるわけじゃない。恐らく社外からは何やってるんだ、という風に見えるんでしょうね。
けれど、それが確実にスリープロを強い体質に変化させていったんじゃないかなあと思います。会社を大きくしたというと抽象的ですが、社長である僕と若いスタッフのみんなを成長させたんじゃないかなと思っています。

佐久間:

確かに社外から見ると、何をやっているんだ? というのがあったかもしれませんね。月次が赤字になったときの役員会で社外取締役から厳しいことを言われた 後で、『うちの営業って彼らが考えているのとは違うんだよな』とか愚痴っている下山さんの印象が記憶に残っているんです。しかし、下山さんが来てから会社 がより組織として締まってきたという感じがあります。
職務分掌が明確な外資系の企業とベンチャー企業と両方での経験がスリープロで花開いたということかなと思っているんですが。

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