(2) 開業手続編
会社か個人か判定シート
会社設立と個人での開業とで税金の面でどちらが有利かシミュレーションするワークシートです。すでに会社を設立した方でも、自分や家族の報酬を変動させた場合に、どのように税額が変わるかを調べることができます。マイクロソフト・エクセル2003で作られています。なお、NortonAntivirus でウィルスチェック済みですので、コンピュータウィルスの心配はありません。
<会社か個人か判定シートの利用手順>
個人の所得計算の場合、売上高等から、従業員の給与や仕入高、消耗品費などを差し引き、「差引金額」を算出し、そこから家族への給与(専従者給与と言います)を差し引いて所得金額となります。ここでの「予想される利益金額」(C3欄= 37,500,000円と入っている欄)には、この「差引金額」に当たる数字を入力してもらいたいわけです。これにより家族の給与を変動させたときの家族全体での税額の変化をシミュレーションできるからです。
という説明は、法人の損益計算を念頭におかれている方には分かりずらいと思います。上記を法人の損益計算的に表現するならば、C3欄には、「税引前当期利 益+自分と家族の給料額」を入力するという表現ならいかがでしょう。会社から自分と家族がもらう給与を変化させることで個人と会社の税額の合計がどのよう に変わかをシミュレーションしたいからです。
と、ここまでの概念がわかれば、後のC5(本人分の欄)からC8までは埋めることができますね。以上を入れると、シートの下に計算結果が出ています。