佐久間税務会計事務所

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ベンチャー企業の経営管理

東京総研株式会社主催
「第20回 未公開株式研究会 テーマ:ベンチャー企業の経理の仕組み・作り方」講演録
W- 4 外部の力を借りるその3・個人会計士・税理士

たいていの企業に顧問税理士がいます。では、その人たちが会社の成長に応じて企業を指導してくれたらいいのではないかと思うわけです。税理士の業界でもコンピューターが普及して、帳簿の作成アウトソーシングだけでは業界の未来はないということで、コンサルティングに進出しましょうという話も出ていますが、私ともども会計士は会計士のプロなんですね。監査のプロ。そして、税理士というのは税務申告書を作ったり帳簿を代わりに作ってあげるプロです。コンサルタントとしての経験・訓練を受けていない人間がそう簡単にできるものではありません。私も監査法人では、公開準備に向けての支援をいたしますというのを謳い文句にしていましたし、実際そう動いてきましたから、内心ではコンサルタントとしての経験を、1年でも2年でもどこかで積んでいたら違うのではないかと思いつつ、原価計算システムの導入などいろいろやらせていただいてきました。そういった、コンサルタントとしての認識を持って公開準備をやっている経験豊富な会計士が独立して税理士になった場合に、そういう人たちが会社を指導していく。
逆に、監査法人が入るほどではないが、そろそろ公開だなとか、かなりアーリーステージでベンチャーキャピタルが投資しているという場合に、個人の会計士を税務顧問という形で導入しておくといいかもしれません。そういうこともやってほしいということで、やや高めの顧問料を設定する。コンサルティング込みという形でいくのはアリではないかなと、私もこういった方向での展開はあるかなと思っています。監査法人のメンバーとして監査をするというのもありますが、それ以前の段階で何かお手伝いできないかなということをちょっと考えたりもしています。


とはいえ、それぞれのプロを導入し、経験豊富な人に有効な助言を貰おうと思うと、時間当たり3万、半日では10万、1日来たら十数万と、ストックオプションその他も含めて成功報酬を導入するかどうかは別として、流せばそれぐらいはかかります。そうなると、優秀な管理者をスカウトしてくるのが早いのかというのが、悲しいかな、ある種の結論です。

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