佐久間税務会計事務所

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ベンチャー企業の経営管理

東京総研株式会社主催
「第20回 未公開株式研究会 テーマ:ベンチャー企業の経理の仕組み・作り方」講演録
W- 2 外部の力を借りるその1・監査法人

外部の力を借りる。私がこういうことに気がついたのと同じように、監査法人というのは経理の担当をする傍ら、証券会社の引受部の方は会社の業務全般の方から入ってこられるということで、経理の破綻の臭いというのは監査法人の人間が最初に気づくのかなあと思います。それで、監査法人が最初に助言して、破綻しないように前もってどんどんアドバイスしていったらいいのではないかということが一つありますが、監査法人の内部的な問題、特に大手監査法人の問題として、日程がすごくタイトだということがあります。


上場企業ですと、月曜日から金曜日までの5日間、または翌週まで含めて2週間、あるいは中堅企業・中小企業ですと、月・火・水行って木・金は別の会社という感じで、平日のビジネスタイムはびっしり日程で埋まっています。そのため、何か気づいた点があって、これは急遽なんとかしないといかんということで動こうと思ったら、夜を使うか土曜日を使うかしかないということになりますと、会社の人に残業してもらって何かするか、あるいは土曜日出てもらうような形で動かなくてはならない。しかし、有能な会計士ともなれば仕事も集まってきますので、夜は夜で監査法人の事務所に戻ってやらなくてはならない仕事もある、土曜日もあるという中で、社長や経理部長に、こういう問題ありますよね、なんとかしなきゃいかんと思うんですよ、というところまで行って、処方箋切るところまでが動けない、というのが実態なのかという気がします。あとは、船橋に住んでいる会計士が藤沢のクライアントを担当し、監査法人の事務所が新宿にあるとなると、物理的に藤沢のクライアントに注力することが難しくなってしまうという問題もあるかもしれません。


とにかくコンビニエンスストアみたいに働かないとクライアントへのサービスができないとなると、「外部の力を借りるその1・監査法人」というのは、まれな場合でないとうまく機能しないのかとも思います。人に依存するわけです。いい担当者に当たればうまくいく、そうでないと破綻する。

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