佐久間税務会計事務所 |
ベンチャー企業の経営管理 東京総研株式会社主催
「第20回 未公開株式研究会 テーマ:ベンチャー企業の経理の仕組み・作り方」講演録 T- 2 自己紹介と注意事項私は、中央監査法人という監査法人に昭和61年に入って平成8年までおりました。主として株式公開準備の会社、あるいはそれが終わった直後からずっと継続してという仕事がほとんどでした。そういう意味では、売上高数千億とか兆に乗るような会社はほとんど知らないですが、反面、売上高30億とか200億程度の会社の泥臭い仕事ばかりやっていたという経歴です。平成8年に独立しましたが、株式公開がらみの仕事を少しは持っておきたいなあというのがあり、平成9年、“ベンチャー支援の業界にいるなら一度会っておくといいよ”とのことで、監査法人の中地宏先生にお会いしたところ、「パソコンがらみの会社の仕事が入ってきたら是非頼みたいから、名前だけでもメンバーリストに載せさせて」と言われて、名義貸しくらいのつもりかなと思いましたら本当にそういう関係の会社が入ってきまして、現在1社お手伝いさせていただいているという形です。 この後、私が体験したベンチャー企業破綻の事例が10例ほど出てきますが、本日いらしたみなさん方はそのくらいのベンチャー支援業界にいらっしゃる方だと思いますので、あ、その会社はあそこかな、とわかってしまう方がいらっしゃるかと思うんですけども、守秘義務の範囲内で、知っている者同士で内輪話しましょうという感じで捉えていただきたいと思います。また、山一證券やヤオハンをやっていた中央監査法人にいたからこんなひどい目に遭ったのかと、ほかの監査法人のクライアントだったらもっときちんと指導されてまともな会社ばかりなのではというのも誤解です。オーナー企業ってそんなものではないですし、どんな法人でも株式公開の現場にいた方、主としてインチャージとか主査とか呼ばれる形で現場監督をやっていた方に話を聞けば、ひどい目に遭いましたという話の一つや二つ出てくるということですので、みなさんのかかわっている銀行さんであれば融資する時、ベンチャーキャピタルさんであれば投資している時でも、こういうことが起こるかもしれないよという怪談話なのかもしれないです。 |