佐久間税務会計事務所

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勉強会「ベンチャーへの転職」の抄録

ビジネス創造フォーラムメールニュース 2002/8/30(VOL.48)〜2003/1/28(VOL.58)掲載
【第6回】 質疑応答1「ベンチャー=ITに非ず」
質問者: ベンチャーというのは、何かIT絡みの工夫がある会社みたいなイメージで、ベンチャーイコールIT絡みの技術やビジネスのスキームを持っているところというイメージがあるんですけれども、そういうところが多いんですか?ベンチャーを専門というふうに看板を上げてしまうとそうなるのかなと。
辻口: ベンチャーというとやっぱりその時代、時代のイメージが付きまとうんです。実際はITだけじゃないですし、不動産もやりますし、外食もありますし、工場を持っているメーカーもあります。要はうちのコンセプトは、「これからの人と企業を支援する」ですから、例えば極端な話、大正時代に創業していて社長が3代目でこれから何とかしたいと思っている会社もあるんです。「おれはこういうことを開発して、これで世に出たいんだよ。」と言えばこれがベンチャーなんです。
当社が創業した1991年当時のベンチャーは何だったかというと、例えばディスカウンターがあります。価格破壊という言葉がはやった時代でデフレの初めですよね。それで酒のディスカウンター、家電のディスカウンターとかが世に出てきました。それからドラッグストアが台頭してきた時代で、マツキヨさんなんかあの当時はベンチャーだったんです。それからパソコンのディスカウンターであるとか、ああいったものがベンチャーだったんです。
質問者: 青山商事はあのころ?
辻口: 青山はもっと前です。紳士服の新しい業態、専門店。百貨店でもスーパーでもない。カテゴリーキラーと言われる今までにない形態で新しく出てきたんですけれども、青山さんあたりの後がちょうど1991年ぐらいです。ですから当時はどちらかというと小売業とか流通業にベンチャーが多かったんです。そして1995年はインターネット元年と言われますが、その当時はインターネット・サービス・プロバイダーが台頭してきたんです。当時はプロバイダーでのベンチャーというのは多かったんです。ところがプロバイダーというのは設備投資が継続的に必要で、ベンチャーには向かないモデルなわけで、結果的にプロバイダーのベンチャー淘汰されたり業態を変えていった。
インターネット・サービス・プロバイダーの後、ネット・ベンチャーというのが出てきました。ところがネット・ベンチャーの多くは、よく見てみると単にインターネットのホームページ作っているだけなんです。その化けの皮がはがれて後、1999年とか2000年あたりからコンテンツだと言い出し始めた。インターネットにどういう内容を乗せるかだと。
あとそのホームページを作っていたネットベンチャーのうち、比較的力のあるところがSIPS(シップス−ストラテジック・インターネット・プロフェッショナル・サービス)という言い方をし始めた。これはもう死語になりましたけどね。

ここに来て、バイオだと言い始めたり、あと、今もう当り前になりましたが、不動産の証券化というのも始めてその言葉を聞いたときは戸惑いましたよね。これもベンチャーと言えます。ですから今はベンチャーというと、「IT」「ネット」とかが枕言葉についちゃいますけれども、ベンチャーといってもこの10年間でいろんな変遷があるんです。ですから逆にベンチャー企業の中で特にこの分野に特化しています、というところまでやると、それは逆に特化し過ぎで、ちょっと経営基盤として不安定で問題あるんですね。

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